なぜ運動・トレーニングが必要なのか？
こんにちは。
神戸元町のダイエット専門&トレーニング初心者専門パーソナルトレーニングジムPersonal GYM SALUS（パーソナルジムサルス）の代表トレーナーのシュウジこと山田周慈です。
“なぜ運動をしないといけないのか？”
箇条書きで挙げるとキリがないので、ここでは私山田周慈が考える運動すべき理由について書かせていただきます。
ジムを運営しているトレーナーが書くので、ポジショントークになってしまうのですがご理解ください。
運動しないといけない理由、それはただ一つ。
私たち人間は動物だからです。
文明の発達によるジレンマ
人類はこの100年で豊かになりました。
これは100年以上前からになりますが貨幣という制度が生まれ、実際に狩猟や農耕をしなくても貨幣を稼ぐことができ、便利なことにその稼いだ貨幣を対価に食事や多くのサービスと交換できる時代です。
また、自分の体を資本にして肉体労働せずともデスクワークという頭と手を使って仕事をこなすことが可能になりました。
人間も動物の1種です。
このような便利な現代においても、動物の中で自ら狩猟せずに食事を摂取できるのは人間だけです。
本来は他の動物と同様、身体活動を伴って生活を送らないといけないので不具合が生じます。
ですが人間だけが体を使わずとも食事にありつけるようになったのです。
この数十年でネットやスマホが産まれ、更に文明の発達は加速しました。
文明を発展させることは、悪ではありません。
不便なことを解決していくというエネルギーを他の動物より強く持っていたことで、現代までに他の動物と多くの違いを生み出したことは言うまでもありません。
むしろ文明が発達したことで、医療が進歩したり情報の伝達が容易になったり、寿命が伸びたりしているので多くの人間にとって文明の発達は多くの利を産んでいます。
足を動かさなくても10km以上離れた場所に簡単に移動できるようになり、身体を使わずとも食事を摂り、山に行って薪を拾ってきて火を起こさなくても良いという便利な生活を享受した反面、身体活動が足りていないという文明発達のジレンマを抱えてしまいました。
だからと言って文明を後退させることは現実的ではありません。
文明の発達に追いついていない我々人類の身体
人間の体は、多くの関節や筋肉を使用して日常生活を送っています。
はるか昔なら、身体を使用しないとできなかった多くの物事が体を使わずとも可能になっています。
つまり便利になった反面、身体を動かさなくても生活を送れるようになったのです。
ですが文明の成長に、人間の身体機能が追いついていません。
今から数万年経てば現代の便利な文明に体が馴染み、運動しなくても良い体になっているかもしれませんが向こう1000年の間は運動をしなくて済む体にはならないでしょう。(運動しなくても運動したことと同様の効果を得られるマシンが登場しているかもしれませんが)
人間は生活状況に応じて体を変化させます。
これは骨がなくなるとか臓器がなくなるといった大きな進化ではなく、少し筋肉を増やすとか関節の可動域を変えるといった所謂”プチ進化”です。
この”プチ進化”を利用するのが運動・トレーニングです。
例えば、週に1回とてもキツい運動をしたとすると、人間は2ヶ月もあれば週に1回のそのキツい運動を耐えられる体に進化させます。
また、週に2回とても重いボールを持ち上げる機会をつくると2ヶ月もすれば、重たいボールを最初よりも容易に持ち上げるように体を進化させます。
つまり普段生活習慣以上の運動をしていないと生活習慣をこなせるだけの体に進化させられてしまいます。
つまりこれが一般に言う”衰え”です。
この衰えを改善するのが運動と言えます。
数ある運動の中でジムでのトレーニングのメリット
では数ある運動の中で、私山田周慈がなぜジムでのトレーニングを推すのかと問われると、ジムでの運動はあらゆる関節と筋肉を使用するからと答えます。
例えば日常生活よりも強度の高いトレッキングはどうでしょうか。
トレッキングは足腰を鍛えることは可能な立派な運動と言えますが、ジムでのトレーニングのように頭上にダンベルを持ち上げたりしませんよね。
つまり、トレッキングでは足腰は使用するものの上半身の動きはほとんど起こっていません。
多くの運動は、使う部位と使わない部位があります。
対してジムでのトレーニングは、全身の多くの関節・筋肉を総動員させて行う運動です。
したがってジムでのトレーニングを推奨しています。
まとめ
まとめると、運動が必要な理由は、文明の発達により身体活動が少なくなった。
しかしながら人間の体はまだ文明の発達に順応しておらず、健康を維持するには運動が必要。
どうせ運動をするなら動作が固定される運動をするより、様々な動作を要求されるジムでのトレーニングをお勧めする、といった感じです。
難しい言葉で運動をしないといけない理由を説明しましたが、共感していただけるでしょうか。
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